さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
身近な疑問からはじめる会計学
山田 真哉 (著)
タイトルのインパクトに、どうしても読んでみたい
という衝動にかられ買ってしまいました。
総ページ数は216pあるんですが、2日もあれば余裕
でスラスラ読んでしまいます。
そのくらい何も考えず、またとても楽しく読めました。
ただし、「会計入門書」の【入門】に位置する本だと
思いますので、多少勉強された人はつまらないかもし
れませんけどね・・・
タイトルにもある通り、「さおだけ屋はなぜ潰れな
いのか?」の分析をはじめ、
・スーパーの完売御礼でわかる「機会損失」と「決算書」
・飲み会のワリカンでわかる「キャッシュ・フロー」
・住宅街の高級フランス料理店でわかる「連結経営」
・2着で満足する麻雀打ちでわかる「回転率」
・商品だらけのお店でわかる「在庫」と「資金繰り」
などの身近な具体例が書かれていますが、著者の文章
表現の上手さが相乗して、ホントにグイグイ引っ張ら
れます。
会計の知識は無いが、チョットでも気になった方は
是非読んでみて欲しいと思いますね。
何たって「会計」は実は身近なもので、普段何気な
く過ごしている生活の中を注意して観察すると、実
はこんな数字のカラクリがあるんだ!という発見が
できると思いますよ。
全然興味が無かった僕なのに、完全に著者の作戦に
やられましたね(笑
チョット勉強したくなりましたもん。